「パソコンを起動しても、なかなか操作できない」
「インターネットを開くだけで何分も待たされる」
そんな状態になると、もう買い替えるしかないのかな……と悩みますよね。
パソコンが遅くなる原因はいくつもありますが、昔ながらのHDD(ハードディスク)を使っているパソコンなら、SSDへの交換が改善策の一つになる場合があります。
今回は、実際の訪問サポートで確認した「HDDの使用率がほぼ100%」という症状を紹介しながら、SSD交換が向いている場合・向いていない場合を分かりやすく説明します。
※この記事は「SSD換装で改善した事例」ではなく、確認できた症状をもとにした診断と選択肢の解説です。
訪問サポートで確認した「HDD使用率ほぼ100%」の症状
以前の訪問では、パソコンの動作が非常に遅く、ブラウザーのEdgeを開くのにも時間がかかる状態でした。
Windowsの「タスクマネージャー」で動作状況を確認すると、
ディスクの使用率がほぼ100%。
メモリ使用率はそれより低く、Windows Updateも「更新プログラムを確認しています」の画面からなかなか進まない場面がありました。
こうした症状があると、HDDへの読み書きがパソコンの動作を待たせている可能性があります。ただし、これだけでHDDの故障やSSD交換の必要性が確定するわけではありません。
「ディスク100%」は、保存容量が満杯という意味ではない
タスクマネージャーの「ディスク100%」は、通常、ストレージが処理で忙しくなっている状態を示しています。
写真やファイルが100%まで保存されている、という意味とは違います。
Windows Updateなどの処理、常駐ソフト、ストレージの状態などでも高い使用率になることがあるため、原因を順番に確認することが大切です。
パソコンが遅くなる原因を広く知りたい方は、
「高松市でパソコンが遅いときはどうする?」の記事も参考にしてください。
HDDとSSDは何が違うの?
HDDもSSDも、Windowsや写真、書類などを保存する部品です。
HDDは内部の円盤を回転させてデータを読み書きする仕組み。
一方、SSDは回転する部品を使わず、一般的にデータを読み書きする速度が速いのが特徴です。
WindowsをHDDに入れているパソコンでは、対応するSSDに交換することで、
起動やアプリの立ち上がり、ファイルの読み込みが軽快になる場合があります。
ただし、効果はパソコンの性能や不調の原因によって変わります。
「SSDに交換すればどんなパソコンも速くなる」というわけではありません。
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SSD交換で改善が期待できるのは、こんな場合
例えば、次のような状態ではSSD交換を検討する価値があります。
- Windowsの保存先がHDDで、起動やアプリの読み込みが特に遅い
- ディスクの使用率が頻繁に高くなり、ほかの操作まで待たされる
- CPUやメモリなどの性能は、普段の用途におおむね足りている
- パソコン本体に大きな不具合がなく、今後も使い続けたい
反対に、メモリ不足、CPU性能、ソフトの不調、熱による動作制限などが主な原因なら、SSD交換だけでは解決しないこともあります。
すでにSSDを使っている場合は、別の原因を調べます。
SSDに交換する前に確認したいこと
1.そのパソコンに対応するSSDがあるか
ノートパソコンやデスクトップパソコンによって、交換できる部品の形や接続方式は異なります。機種によっては分解が難しかったり、部品の交換が想定されていなかったりすることもあります。
製品の型番を確認したうえで、交換できるかどうか、どのSSDが合うかを調べます。
SSDを先に購入する必要はありません。
2.写真や書類などのデータをどう引き継ぐか
元のHDDの状態が良ければ、現在の環境を新しいSSDに移す方法を検討できることがあります。ただし、データの状態や暗号化、Windowsの不具合などによって、同じ環境をそのまま移せない場合もあります。
作業前には必要なデータのバックアップを確認し、引き継ぎ方法をご案内します。
大切なデータがある場合は、初期化や交換を急がない方が安心です。
取り外したHDDを外付けにして、データを残す方法も
SSDへ交換したあと、取り外したHDDが正常に使える状態なら、USB接続の外付けケースに入れて保管するという方法もあります。
交換前の写真や書類が残っているかを確認できるので、データ移行後の「念のための保管先」として活用できます。
外付けケースはHDDの大きさや接続方式に合ったものが必要です。
一般的な2.5インチHDDと3.5インチHDDではケースが異なり、3.5インチ用は別途電源が必要になることもあります。
また、ドライブの暗号化が有効だと、別のパソコンから開く際に回復キーが必要な場合があります。
ただし、古いHDDに異音や読み取りエラーなどの不具合がある場合、バックアップ用として使い続けるのはおすすめできません。
取り外したHDDだけを唯一の保存先にせず、大切なデータは別の外付けドライブやクラウドなどにも複製し、実際に開けることを確認しておくと安心です。
ニコラボPCでは、SSD交換とあわせて、元のHDDを外付けとして使えるか、データをどう残すかもご相談いただけます。
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別のバックアップ先として、外付けSSDを用意する方法も
元のHDDの状態が心配な場合や、別の場所にもデータを残したい場合は、外付けSSDも選択肢になります。こちらはデータ保存用の外付け製品で、パソコン内部の換装用SSDとは別の商品です。容量や接続端子を確認して選びましょう。
3.Windows 11に対応しているか
ここは2026年現在、特に大切なポイントです。一般向けWindows 10は2025年10月14日に通常サポートが終了しており、対象機器向けには延長セキュリティ更新プログラム(ESU)という選択肢もあります。
ただし、HDDをSSDに交換しても、それだけでWindows 11の対応条件を満たすようになるわけではありません。
CPUやTPM 2.0など、パソコン全体の条件を確認する必要があります。
これから長く使う予定なら、修理費だけでなくWindowsのサポート状況も合わせて判断したいですね。詳しくはWindows 10サポート終了後の選択肢をご覧ください。
参考:Microsoft|Windows 10のサポート終了、Microsoft|Windows 11のシステム要件
SSD交換の費用はどのくらい?買い替えた方がいい?
SSD交換の費用は、SSD本体の代金、交換作業、データ移行やWindowsの設定作業など、必要な内容によって変わります。
機種や保存データの量、元のHDDの状態などによっても作業内容が変わるため、一律の金額をここでお約束することはできません。
ニコラボPCの基本料金は3,300円(税込)〜ですが、
これはSSD本体・換装作業・データ移行をすべて含んだ料金ではありません。
費用は状態を確認したうえでご案内します。
本体が比較的新しく、普段の用途に十分な性能があるなら、SSD交換を検討する価値があります。
一方、Windows 11に対応していない古いパソコンや、複数の部品に不調がある場合は、買い替えの方が負担を抑えられることもあります。
迷ったときは、「パソコンは修理?買い替え?」の記事も参考にしてください。
料金の考え方はこちらでも紹介しています。
高松市で「SSDに交換できる?」と迷ったら
ニコラボPCでは、高松市を中心にパソコンの訪問診断・修理・設定をサポートしています。
「起動まで何分もかかる」「HDDの使用率が100%になっている」「SSDに交換できるのか分からない」といった段階でも大丈夫です。
現在のパソコンの状態や型番、ご予算を確認しながら、設定の見直しで済むか、SSD交換が向いているか、買い替える方がよいかを一緒に考えます。
必要のない交換を無理におすすめすることはありません。

